高隈演習林産スギ正角材の天然乾燥特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
鹿児島大学高隈演習林産スギ正角材を天然乾燥させ、乾燥特性について調査した。スギ正角材を心材色の違いにより赤心と黒心に選別し、寸法、重量、含水率を測定した。また、材の含水率分布を調べた。その結果を以下に示す。1)赤心材は、3ヵ月の天然乾燥でJAS規格の定めるD20を満たすことができた。天然乾燥後の含水率分布に関して、材長、断面方向共に含水率のばらつきが小さかった。2)黒心材は、生材時の含水率が高く、ばらつきが大きかった。3ヵ月の天然乾燥ではJAS規格のD25を満たすことができなかった。天然乾燥後の含水率分布に関して、元口側の含水率が高い傾向がみられた。
- 鹿児島大学農学部演習林の論文
- 2010-03-00
鹿児島大学農学部演習林 | 論文
- 広葉樹林で覆われた桜島の荒廃斜面における噴火活動の衰退に伴う表面侵食土砂量の変化
- 高隈演習林産スギ正角材の天然乾燥特性
- 桜島アミダ川流域における噴火活動の衰退に伴う植生回復および火山灰堆積の状況
- ヘラシダによるしらす斜面の保護手法
- 鹿児島大学演習林における林業技術者養成プログラムの展開