魚を主体とした有機質肥料「果穂里」の特性と水稲への施肥法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
県内で普及が進んでいる有機質肥料「果穂里」について、水稲「ヒノヒカリ」への効率的な使用方法を示した。「果穂里」を全量基肥として施用すると、登熟期に窒素不足となり、玄米の充実が劣るため、基肥+穂肥の分施体系が適する。基肥は移植2週間前頃、穂肥は出穂30日前頃に施用する。ただし、生育量が小さく籾数が不足するような圃場では、穂肥を早めに施用することで増収できる。施肥量は化学肥料の3割増の窒素量を施用する。この時、茎数は化学肥料よりも少なく推移するものの、幼穂形成期頃の葉色は濃く推移し、化学肥料と同程度の収量が確保できる。
- 2010-03-00
著者
関連論文
- 気象条件が小麦枯れ熟れ様障害の発生に及ぼす影響(日本作物学会中国支部講演会)
- 山口市名田島地区における小麦枯れ熟れ様障害の発生状況(日本作物学会中国支部講演会)
- 登熟期の窒素追肥が玄米外観品質等に及ぼす影響(日本作物学会中国支部講演会)
- 緩効性肥料を利用した小麦「ニシノカオリ」における施肥の効率化
- 魚を主体とした有機質肥料「果穂里」の特性と水稲への施肥法