温度およびエチレン処理がスモモ「メスレー」の追熟に及ぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
スモモ「メスレー」の追熟に及ぼす温度とエチレン処理の影響について検討した。1.20℃、25℃、27.5℃、30℃で追熟したところ、20℃では果肉の軟化や着色等の追熟現象に伴い呼吸量とエチレン生成量が増加した。25℃ではエチレン生成量は増加しなかったが、追熟現象は進んだ。27.5℃では果肉の軟化は進んだが、着色は抑制された。呼吸量やエチレン生成量は増加しなかった。30℃では果肉の軟化や着色が阻害され追熟現象は進行せず、呼吸量の増加やエチレン生成は認められなかった。2.500ppmエチレン処理すると、20℃および25℃では追熟現象の進行に伴い、呼吸量とエチレン生成量は増加したが、27.5℃以上ではエチレン生成量の増加は認められなかった。30℃では果肉の軟化や着色の進行も認められなかった。3.30℃、エチレン濃度500ppmの環境に保持すると、果肉の軟化や着色が進行し呼吸量は増加したが、エチレン生成量の増加はわずかであった。4.20℃で16時間、250ppmエチレン処理をして、30℃へ移行させると、果肉の軟化や着色が進行し呼吸量は増加したが、エチレン生成量の増加はわずかであった。
- 2010-03-00
著者
関連論文
- 温度およびエチレン処理がスモモ「メスレー」の追熟に及ぼす影響
- 隔離床を用いた高糖度トマト生産における生理障害対策
- 養液栽培によるレタスビッグベイン病抵抗性品種の検定法
- 果実酢の製造に関する研究
- スモモ果実の追熟に及ぼす追熟温度及び高濃度炭酸ガス短期間処理の影響
- カンキツ黒点病およびミカンサビダニに対する無機銅剤とM-510の効果
- スモモ果実の成熟過程における生理化学的特性
- 成熟および追熟に伴なうスモモ果実の品質の変化
- かん水方法がトルコギキョウの切り花品質に及ぼす影響
- チャイニ-ズ・グ-ズベリ-果実の一般成分およびタンパク質分解酵素の性質について
- キウイフルーツの樹体栄養診断法 (特集 果樹の樹体栄養診断技術)
- 香川県産小麦の製めん適性関連要因
- 隔離床を用いた高糖度トマト生産における生理障害対策
- 温度およびエチレン処理がスモモ「メスレー」の追熟に及ぼす影響