三元交雑豚の銘柄鑑定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本県の系統造成豚「フジヨーク」と「フジロック」を使用した三元交雑豚である「静岡型銘柄豚」の銘柄鑑別方法確立のため、種雌豚として「フジヨーク」に特徴的なmtDNAの非コード領域の変異を持った交雑豚を、種雄豚として金華豚由来のMC1R遺伝子を持った豚を作成した。それらから生産された三元交雑豚を試験豚とし、銘柄鑑別の可否をPCR-RFLP法により検討した。試験豚のmtDNAは制限酵素HphIにより剪断されず、MC1R遺伝子は制限酵素AciIにより切断された。一方、対照とした市販豚肉には、試験豚と同様の遺伝子型を示すものはみられず、本方法が三元交雑豚の銘柄レベルでの鑑別に有効であることが明らかとなった。
- 2010-03-00
著者
関連論文
- デュロック種にマーカーアシスト導入された金華豚シェアバリューQTL効果の検討
- 金華豚とデュロック種交雑家系におけるシェアバリューQTLのマーカーアシスト導入試験
- 金華豚とデュロック種交雑家系におけるDNAマーカーを利用したシェアバリューQTLの導入試験(2)
- 金華豚とデュロック種交雑家系における筋肉内脂肪含量QTLの導入試験
- 金華豚とデュロック種交雑家系におけるDNAマーカーを利用したQTLの導入試験
- 金華豚とデュロック種交雑家系におけるDNAマーカーを利用したシェアバリューQTLの導入試験
- 体細胞核の顕微注入による体細胞クローンブタの作製:核移植後の培養条件の影響
- ブタ肉の保存期間中における呈味成分、物性および電気的特性の変化
- 市販豚肉の肉質調査
- 豚のアディポネクチン遺伝子5'上流領域における塩基配列多型と皮下脂肪層の厚さとの関係
- 三元交雑豚の銘柄鑑定
- 止め雄の戻し交配の世代が三元交雑豚の産肉性と肉質に及ぼす影響