飼料用トウモロコシ二期作を想定した栽培試験における「おおぞら」の諸特性
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概要
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本試験では極早生飼料用トウモロコシ品種「おおぞら」を二期作の1作目で用いることを想定して、品種比較の他、栽植密度、刈取時期の影響を調査した。また二期作の2作目を想定した品種比較試験も実施した。4月播種における極早生品種の特性比較において、乾物総重及び推定TDN総重は品種間で有意な差はなかった。「おおぞら」において、茎葉の乾物率の上昇速度は遅かったが雌穂のそれはより速かった。乾物総重は7月25日まで上昇し、その後ほとんど変わらずに推移した。茎葉、雌穂ともに栽植密度が高いほど乾物収量が高かった。8月播種において、雌穂及び全体の乾物率は全播種日で「おおぞら」が最も高かった。「ゆめつよし」、「KD 772スーパー」の乾物総重は播種日が早いほど高かった。「おおぞら」は乾物総重が播種日の違いにかかわらず低かったため、二期作の1作目のみに適していると考えられた。
- 茨城県畜産センターの論文
- 2010-02-00
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