酪農経営の動向と飼料作物生産における技術開発ニーズ (飼料・資材価格高騰下における酪農経営の展開と飼料生産技術の開発方向)
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概要
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酪農経営の動向と飼料作物生産における技術開発ニーズ。配合・単味飼料購入費の大きさを把握することによって、酪農経営の類型間での影響の違いを考察し、将来に向けた酪農生産の展開方向を展望する。なお、ここでは、北海道の中でも比較的厳しい土地制約の下で、高乳量化を達成してきた十勝地域を中心に取り上げる。本稿では、第1に、飼養規模や乳量水準の違いによる購入飼料費の違いを北海道支庁別統計から明らかにする。第2に、類型の異なる酪農経営の聞き取り調査および経済データから各経営の購入飼料費の違いを把握し、購入飼料価格高騰が具体的にどの程度の影響を酪農経営に及ぼしているかについての試算を行う。対象とする酪農経営の類型は、経産牛100頭規模の大規模舎飼い経営、60頭規模の放牧酪農経営、大規模舎飼いでTMRセンターを利用する酪農経営である。第3に、関係機関および大規模酪農経営の実態調査結果より、将来展望のために求められる技術ニーズを抽出する。
- 2009-08-00
著者
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