北海道における遺伝子組換えトウモロコシ栽培を想定した栽培距離による異花粉からの隔離について
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概要
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北海道が「遺伝子組換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例」のなかで設定した、トウモロコシ栽培における距離による隔離1,200m以上の科学的根拠を得るため、北海道立花・野菜技術センター(北海道滝川市東滝川)内で2ヵ年模擬的な試験を実施した。1,200m地点でも2年中1年で0.0002%と極低率ながら異花粉による交雑が確認された。栽培距離により交雑をゼロにすることは難しいが、1,200m以上の距離を確保することにより、実質的に問題ない程度に異花粉による交雑を低減することは可能と考えられ、この基準は妥当であると判断された。
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北海道農事試驗場北農會 | 論文
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