雪腐病(1)
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概要
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近年の温暖化傾向は、北海道農業においても影響を与えている。その結果、多くの夏作物においては、生育期間の延長、作付け地帯の拡大、冷害発生頻度の低下などにより、生産の増大や品質の向上がみられる。冬期間を積雪下ですごす牧草や秋播コムギにおいては、このような顕著な影響は今のところみられていないが、道東では、土壌凍結が弱まり積雪量が多くなっている。このような冬期気象条件の変化は、雪腐病の発生様相に大きな変化をもたらしている。それに伴い、従来の栽培法を改める必要も認められる。また、秋播コムギの雪腐病対策は依然農薬に依存している。本稿は、関係者が雪腐病をより深く理解し、今後の対策に役立てるため、雪腐病に関する今までの知見をまとめたものである。
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