小麦を巡る最近の情勢と生産技術の動向
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概要
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我が国の小麦生産は、欧米の主要生産国に比べて品質、生産性の両面で立ち遅れているとされ、その品質向上や低コスト化が古くから技術開発の大きな課題となってきた。近年、消費者の安全・安心な農作物への要望や地産地消の取り組み機運の高まりから、国産小麦の特徴を活かしためんやパン等の商品化が活発になっているうえ、平成17年産からは全量が民間流通となるなど、実需ニーズに対応した高品質小麦の安定供給が強く望まれている。小麦は我が国においても機械化作業体系の確立が進み、土地利用型作物の中でも労働時間当たりの生産性が高い作物であるものの、品目横断的経営安定対策(平成20年産から「水田・畑作経営所得安定対策」)の対象作物として一層の低コスト化が期待されている。
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