ナバナの根こぶ病抵抗性新品種「はるかな」の育成
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ナバナBrassica napus L.は、福岡県の地域特産野菜の一つとして栽培されているが、近年、根こぶ病が発生し栽培が困難となっている。そこで、根こぶ病に抵抗性を持つルタバガ「WYE」とナバナ「豊前1号」とのF1系統に、「豊前1号」を3回戻し交配することによって、根こぶ病に抵抗性を持つナバナの新品種「はるかな」を育成した。「はるかな」の主な特性は次のとおりである。1.草姿は"中"、葉形は"短楕円"、葉色は緑色、葉面の毛じは"無"で、「豊前1号」と同じであるが、葉長は短く、葉肉はやや厚い。2.根こぶ病には、「豊前1号」より強い抵抗性を示す。3.1月の収量は「豊前1号」より少ないが、11月から4月までの総収量は、「豊前1号」や「宮内菜」より多い。4.食味は、「豊前1号」や「宮内菜」と同等で、ルテイン含量は高い。
- 2009-03-00
著者
関連論文
- 吸水種子低温処理がゴボウの休眠に及ぼす影響
- イチゴ実生群の組織培養苗を用いた効率的な炭疽病抵抗性評価法
- 噴霧接種法を用いたイチゴ炭疽病抵抗性の評価方法
- イチゴの主要品種における炭そ病抵抗性の品種間差異
- 葉ゴボウ品種'恩智極早生白茎'の休眠,抽だい特性と栽培法
- 秋播きゴボウの休眠特性とアブシジン酸含量の変動
- ナバナの根こぶ病抵抗性新品種「はるかな」の育成
- イチゴ実生系統における早生性および連続出蕾性の評価法