スズキ科魚類(スズキ、ヒラスズキ、タイリクスズキ)の好中球の形態学的および細胞化学的特徴
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概要
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著者らは、各種真骨魚類の好中球にはRomanovsky型染色性と形状が異なる複数種の顆粒が存在し、しかも顆粒の、種数は魚種によって相違することを報告した。コイ目のコイのCyprinus carpioでは、エオシン好性顆粒(α顆粒)、難染性顆粒(β顆粒)および好塩基性顆粒(γ顆粒)の3種類の顆粒を有するが、スズキ目魚類のナイルティラピアとイサキでは、これら3種類の顆粒とともに、粗大で不定形の好塩基性小体(Y小体)が認められた。本研究では、魚類の好中球顆粒の多様性を明らかにする研究の一環として、前述のように、多様性が認められるスズキ目に着目し、本目スズキ科魚類(スズキ、ヒラスズキ、タイリクスズキ)の好中球について、Romanovsky型染色性を調べた。また。スズキとヒラスズキについては細胞化学的特性も明らかにし、これまでに報告した他魚種と比較した。
- 2007-03-00
著者
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