受胎率向上のための前後処置法の検討
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概要
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受精卵移植前後において、排卵効果のあるホルモン剤(hCG、GnRH)を投与し、黄体機能の強化による受胎率への効果について検討した。対照区の受胎率55.2%に対しhCGをday5(発情日をday0)、day6、day7、day12~14で投与した区の受胎率は72.7%、50.0%、42.9%、50.0%でday5投与区が最も高かった。特にhCGをday5で投与し黄体ランクがfairの場合には対照区の40%に対し試験区では75%と高くなる傾向が見られた。GnRHをday6、day12~14で投与した区の受胎率は対照区70.0%に対し30.0%、40.0%と受胎率の低下が認められた。血中プロジェステロン濃度はday5、day6、day7でhCGを投与した区がday14以降で対照区と比較して高い値で推移した。GnRHについてはday6、day12~14投与区がhCG同様、day12以降で対照区と比較して高い値で推移した。
- 宮崎県畜産試験場の論文
- 2004-12-00
著者
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