グラフト重合による木材の活用(2)
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概要
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MMAをグラフト重合させた木材を熱成形し成型体を作成し、その物性を測定した。木材にMMAをグラフト重合させることにより、単に木材とPMMAを混合した物に比して、同じ成形温度では曲げ強さを大きくすることができ、木材とPMMAを同量混合したものでは成形温度170℃でMMAをグラフト重合した試料を使うことにより曲げ強さを10MPa大きくすることができた。MMAをグラフト重合したことにより、吸水率が下がり耐水性を向上させることができた。この反面、吸湿機能は低下した。また、寸法安定性も向上し温度25℃で湿度を50%から90%まで変化させても1%しか変化しなかった。
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