ダウン症児を受容する母親に関する調査(1)
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概要
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ダウン症児を養育する母親は、わが子を受容する過程で様々な葛藤や不安を抱きながら子どもと対峙していると考えられる。本研究の目的は、母親がダウン症児を授かり様々な葛藤を経たのち、受容するまでの気持ちと不安内容を明らかにし、地域社会や看護職者が母親や家族に成しえる支援に示唆を得ることである。方法は、地域で生活するダウン症児をもつ母親を対象とし、質問紙による調査を実施した(56.7%)。結果として、以下のことが明らかになった。1.出生後の告知(tell the truth)を「否定的」と捉えた割合の方が多かった。2.告知時に支えになった人は配偶者や家族であった。3.気持ちに整理がついたきっかけは同じ発達障がいをもつ人々との交流が最も多かった。4.母親の約9 割が子どもに対して不安を抱えており、多くが将来についての不安であった。
- 日本赤十字豊田看護大学の論文
- 2009-03-00
日本赤十字豊田看護大学 | 論文
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