左室自由壁破裂を合併した左主幹部閉塞による急性心筋梗塞症例に対する1手術治験例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
左主幹部閉塞による急性心筋梗塞および左室自由監破裂は、それ自身単独でも非常に致死率の高い病態である。われわれは、その両者を合併した症例に対して、緊急手術を施行し救命し得た。症例は67才男性。胸痛が出現した約4寺間後、ショック状態で搬送された。心エコー検査および冠動脈造影にて上記と診断し、左前下行枝領域に冠動脈バイパス術3枝およびoozing部にGelatin-resorcin-formaldehydeglue (GRFグルー)を用いた自己心膜パッチ補填を施行した。術後呼吸不全が遷延したが、第85病日軽快退院した。迅速な外科的治療が奏効したと考えたので報告する。
- 徳島赤十字病院の論文
- 2003-03-01
徳島赤十字病院 | 論文
- 野球選手の上方関節唇損傷に対する各種徒手テストの有効性
- 当院における子宮頚部初期病変CINⅢの取り扱い
- 当科における卵巣嚢腫の腹腔鏡下手術の検討
- 腹腔鏡下手術における合併症の検討
- 重症心不全に対するβ遮断薬(カルベジロール)至適投与の指標について