当科で施行した経皮的椎体形成術98例の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
経皮的椎体形成術は,腫瘍の椎体への転移,あるいは骨粗鬆症等による圧迫骨折を引き起こした椎体に,医療用骨セメントを注入することで病的な骨を強化することで痛みを緩和し,椎体の安定性を補助する治療法である.従来の圧迫骨折の治療法としては保存的治療が主流を占めていたが,疼痛の遷延などにより,寝たきり状態になることもしばしばみうけられる.経皮的椎体形成術は,欧米を中心に活発に施行されているが,日本では数施設でしか行われていない.徳島赤十字病院放射線科は四国で唯一,この経皮的椎体形成術を施行している施設であり,昨年より現在までに98症例(計178椎体・Th6~L5)を経験し,良好な結果を得ているので報告する.
- 徳島赤十字病院の論文
- 2007-03-01
徳島赤十字病院 | 論文
- 野球選手の上方関節唇損傷に対する各種徒手テストの有効性
- 当院における子宮頚部初期病変CINⅢの取り扱い
- 当科における卵巣嚢腫の腹腔鏡下手術の検討
- 腹腔鏡下手術における合併症の検討
- 重症心不全に対するβ遮断薬(カルベジロール)至適投与の指標について