「役に立たない」読書の薦め
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概要
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読書が好きでない人は、子供の頃から、なぜ本を読まなければならないのか、本なんか読んで何の役に立つのだろう、と思ってきたに違いない。たしかに読書という行為のなかには、何らかの知識を得る目的で書物に向かう場合もある。しかし、そうしたダイレクトな動機によらずに一冊の本を手に取る時にこそ、人は思わぬ発見をしたり、甘美な愉しみに巡り会ったりするものである。イギリスに一歩遅れて産業化・近代化を進めていた十九世紀のフランスで、芸術もやはり、何か実用的な、人間の進歩に役立つことを目指すべきだという批判がおこった。これに対し、テオフィル・ゴーチエという詩人は、「本当に美しいものは何の役にも立ち得ないものしかない。有用なものは全て醜い。
- 明治大学の論文
- 2004-04-01
明治大学 | 論文
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