特集4 : 研究解説 : 生体の凍結保存プロセスに関する研究
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概要
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小特集 バイオテクノロジー本稿は生体の凍結保存プロセスの設計法について, 熱物質輸送の立場から考察した研究の紹介である. 凍結保存プロセスは凍結過程と, それに先立つ前処理過程に分けられる. 前処理過程においては, 凍結によってもたらされる損傷を避けるため, 凍害防御剤水溶液に生体を浸漬させるが, 生体中の細胞が高い浸透圧に曝されるのを避けるため, 凍害防御剤水溶液の濃度は細胞の最小体積分率と体積緩和時間により決められたプロセスで徐々に高められて目的濃度に到る必要がある. 一方, 凍結過程では冷却速度と凍害防御剤水溶液の濃度を, 凍結に伴う力学的損傷と高浸透圧による細胞の過濃縮を避ける様に決定する必要がある.
- 東京大学生産技術研究所の論文
- 1997-03-00
東京大学生産技術研究所 | 論文
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