超多収米品種「秋田63号」の主要特性
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概要
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近年、秋出県では新規需要米生産に対する生産者の要望が高まり県内農業団体からは、秋田県オリジナル新規需要米用品種が要望されていた。新規需要米は、飼料米や米粉等が含まれ、同一品種が複数の用途として生産される場合が考えられる。特に、主食用米品種が新規需要米として流通される場合には、一物二価となる。そこで、本県では超多収米品種として育成された「秋田63号」を秋田県オリジナル新規需要米品種と位置づけ、平成2006年から新規需要米研究会を組織し安定生産を目指してきた。本報告では、超多収米品種「秋田63号」の育成経過と主要特性、および一般粳米品種との識別性について報告する。