VLSI回路モデルにおける面積複雑度
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概要
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Thompson,Brent,Kungは,現実のVLSI回路特有の性質を考慮して,回路面積と計算時間を尺度としたVLSI回路モデルを提案しており,離散フーリエ変換,乗算などに対し,面積時間の上下界を議論している.本論文では,Thompson,Brent,Kungと同様のモデルを用いて,回路面積に着目し,n入力m出力論理関数を実現する回路の面積複雑度を議論する.すなわち,計算時間を考慮しない場合,回路の面積を最小限どの位小さくできるかを議論する.本論文では,一般のn入力m出力関数を実現する回路とその面積の関係を与え,その結果を用いて,デコーダ,エンコーダなどの回路の面積下界を示す.例えば,n入力2n出力デコーダ,n入力log n出力エンコーダに対しては,それぞれ,A=Ω(n),A=Ω(log n)となる.又,デコーダ,エンコーダなどは,ここで求めた下界のオーダで実現できることを示す.
- Institute of Electronics, Information and Communication Engineersの論文
- 1982-04-20
著者
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