日向灘におけるカタクチイワシの資源生態と漁況予測
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概要
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日本周辺海域に広く分布し日本の食卓には欠かせないイワシ・アジ・サバ類は、宮崎県沖の日向灘においても多獲され、その利用は鮮魚、加工、養殖の餌など多彩であり、本県水産業を支える重要な魚種である。また、私たち消費者にとっても国産の動物性タンパク質源として非常に重要な水産物に位置づけられている。このため、宮崎県水産試験場では、日向灘へ回遊してくるイワシ・アジ・サバ類を将来にわたって安定的に効率よく有効利用していくために、「日向灘におけるイワシ・アジ・サバ類の生態の解明」と、その生態を応用し「日向灘におけるイワシ・アジ・サバ類の来遊予測技術の確立」に取り組んでいる。本稿では、この豊漁の年について「豊漁となった要因」、「豊漁の予測」に着目し、日向灘におけるカタクチイワシの漁獲特性・生物特性を整理し、漁況予測手法について考察した。
- 中央水産研究所の論文
- 2008-03-00
中央水産研究所 | 論文
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