リアルタイムPCRを用いた新しいサルモネラ生菌数推定方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
5'ヌクレアーゼリアルタイムPCRを使った新たなSalmonella生菌数推定方法を開発した。この方法は試料培養中の本菌増殖による標的DNA領域(inv A)の増加挙動に基づいている。すなわち、Salmonella Eneriidisを緩衝ペプトン水で培養すると、増殖に伴ってhreshold cycle(C)は時間とともにS字状に減少した。ある培養時間におけるC値と接種菌数の直線関係から、未知試料のC値を用いてその初期菌数が推定できた。この方法では標的細菌の死菌と生菌を区別でき、また選択培地を用いることによって混在する他の細菌の影響を抑制することができた。この推定方法は他の培養可能な微生物の生菌数推定にも適用できると考えられる。
- [日本食品衛生学会]の論文
[日本食品衛生学会] | 論文
- エンザイムイムノアッセイ(EIA)による牛肉中プロゲステロンの測定
- 細菌増殖予測のための新ロジスティックモデルの改良
- ヘッドスペースGC/MS法によるベビーフードおよび粉ミルク中のフランの迅速改良定量法
- 糸状菌による離型油からの香粧臭発生
- 麻痺性貝毒に対するELISA法の評価