鳴門金時の越冬イモズルによる挿し芽苗栽培
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概要
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挿し芽苗の育成手順と生育状況を要約すると以下のとおりである。(1)秋の収穫時にイモズルを採取する。節間が詰まって太く充実したものを選び、先端部を50-60cm切り取る。7号素焼き鉢に5-6本植え付け支柱でくくりつける。ツルは1週間位で活着する。温室内またはビニールハウス内で越冬させる。灌水は適宜行う。(2)冬の寒さで落葉するが、3月頃から各節より小さな芽が出てくる。4月に入ると挿し芽を行う。1節ずつ丁寧に芽取りをして苗床に挿す。以後は乾燥に注意しながら管理する。1週間くらいで活着して、その後新芽が生長を始める。(3)苗床で新芽が生長し、本葉が3-4葉になれば完成品として畑に定植する。育苗期間は、約1か月である。
- 京都大学農学部附属農場の論文
- 2004-03-00
京都大学農学部附属農場 | 論文
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