細菌増殖に対する新しいロジスティックモデル
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概要
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生物の増殖モデルとして知られているロジスティックモデルを基に、細菌増殖を予測する新しいモデルを開発した。このモデルはラグタイムにおける増殖速度の抑制を表す項を元のモデルに加えたものである。新モデルは各種初期条件下での大腸菌およびサルモネラのS字型増殖曲線を高い精度で表した。しかも、予測微生物学モデルとして一般に使われている改変ゴンペルツモデルよりも実測値に近い予測ができた。さらに、このモデルを用いて、サルモネラの定常温度下での増殖データから、ある仮想の変動温度における増殖が予測できた。以上の結果から、新モデルは各種の温度条件下における細菌増殖を予測する有効な手段となりうると考えられる。
- [日本食品衛生学会]の論文
- 2003-06-00
[日本食品衛生学会] | 論文
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