足摺岬周辺及び土佐湾中央部海域で漁獲されたゴマサバの年齢形質としての耳石の有効性
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概要
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近年、マサバの資源量が急減したことに伴い、比較的資源変動の少ないゴマサバの重要度が相対的に高まってきている。また、これまでマサバとゴマサバは我が国の資源管理に当たって「さば類」に一括して扱われてきたが、1996年以降「さば類」はTAC対象魚種としてマサバとゴマサバの種別に資源量推定を行うことが必要になった。資源量推定に必要な生物学的パラメータは、マサバについては多くの蓄積があるのに対し、ゴマサバについては近年蓄積されつつあるものの依然として未解明の部分が多い。特に、足摺岬周辺から土佐湾にかけての海域で漁獲されるゴマサバの年齢・成長に関する知見は少ない。以上のことから、本報告では、足摺岬沖及び土佐湾中央部でゴマサバを採集し、耳石の年齢形質としての有効性を検討することにより、当海域におけるゴマサバの年齢・成長を明らかにするための基礎的知見の収集を図ることを目的とする。
- 中央水産研究所の論文
- 2003-02-00
中央水産研究所 | 論文
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