培養中のATP変化量の測定による新しい細菌数推定法
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概要
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通常のルミノメーターを使い,試料培養中の細菌由来アデノシン3-リン酸(ATP)の増加測定量から,試料中の初期細菌数の推定する新しい2つの方法を検討した.その1つはある一定時間後のATP増加量からその菌数を推定するエンドポイント法である.この方法は各種濃度の大腸菌液において適用でき,更に黄色ブドウ球菌,枯草菌など4種の食品由来菌でも適用できた.他の1つは培養によるATP増加曲線の対数的増加期開始時間の遅れから,その初期菌数を推定する時間遅れ法である.この方法も大腸菌などの上記の細菌に対して適用できた.以上の結果から,これらの方法は試料液中の細菌数推定に適用できると考えられた.
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[日本食品衛生学会] | 論文
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