大学での情報技術教育に求められる技術面以外の能力育成に関する考察
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概要
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[要約] 情報技術教育の内容を特徴に合わせて三つの技能に分類することで, それぞれに適した教育方法を検討することができる。 この三つの技能の中には, 問題解決, 調査, 分析, 管理, 討議や交渉に必要となる技能(基本技能)がある。この技能をIT企業は重視しており, 大学教育の中でもこの育成が求められている。 しかし, 従来の知識伝達型の学習では, こうした技能の育成には適しておらず, 構成主義に基づく学習理論が有効であるという仮説に立ち, PBL (Project-Based Learning)を使った実証実験を行った。この結果, PBLの中で目的とする技能を活用する機会を与える効果があることが分かった。 [Abstract] By classifying the contents of Information Technology education into a combined three skills feature, the educational method can be examined according to each feature. The skills which are needed for problem solving, investigation, analysis, management, debate, and negotiation are in these three skills. IT companies are thinking these skills as important and are asking the university for training of these skills. However, in this training, the study by knowledge transfer is not suitable. In this study, according to the hypothesis that the learning theory of constructivism is effective, it verified by the experiment using PBL. As a result, it turned out that it is effective in these skills being utilized in PBL..
著者
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