日本産小麥種子のフエノール溶液に依る着色反應
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概要
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1922年 H. PIEPER 氏は偶然小麥種子を Chlorphenol-quecksilber の溶液で處理して栽培品種をその着色反應に依つて數群に分け得たが, 次で HERMANN 氏は1%の Phenol 液を使用して同樣の着色反應を見た。其後同着色反應に就て PFUCHI 氏 FRIEDBERG 氏等の研究があつて, 最近 FRASER 及 GFELLER 氏等は雜種後代種子の研究にこの方法を用ひて居る。本實驗は昭和十年より十一年に亙り九州帝國大學農學部育種學教室に於て其の附屬農場産種子の外東北, 中國, 九州の各農林省小麥試驗地産品種の種子(果實)に Phenol 反鷹を施して此の方法に依る品種區別の可能性を確めんとしたものであるが二三注意すべき結果を得たのでその成績を記録する事とした。
- 九州帝國大學農學部の論文
- 1937-06-00
九州帝國大學農學部 | 論文
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