「衣服地と日光」と題する大卒博士の所説に就て
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概要
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今寫眞乾板に感ずる物質と生物に働く物質とが同じ物質であろうとする大平博士の説が眞實であるざと假定すれば晒木綿其儘のものも日光に曝したものも又白絹其儘のものも皆寫眞乾板に感光するを以て何れも生物に對し好影響を與ふべきである。然るに大平博士の實驗結果は晒木綿を日光に曝したものも又は白絹其儘のもo)も共に生物に何等の影響を奧へないことを示す故に大平博士の寫眞乾板に感ずる物質と生物に働く物質とが同じ物質であろうとする説は成立たない, 即ち寫眞乾板に感ずる物質と生物に働く物質ミは相互に關係のないものであることを知るであろう。
- 九州帝國大學農學部の論文
九州帝國大學農學部 | 論文
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