日本語教育プログラムにおける「友達づくり」の第一歩を意識化する授業実践の試み - 日本人と友達になろう -
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概要
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本稿では、留学生が日本に滞在中、言語的な問題だけでなく、社会文化的な問題や社会言語的な問題にも遭遇すると考え、彼らの身近な問題(日本人と友達になる)に対して意識を喚起させ、問題解決の方法を考えていくことを目的とする。近年、留学生を取り巻く環境は変化を続け、目的も修学期間もさまざまである。今回、筆者は、某大学の日本語教育プログラムの一部として「日本人と友達になる」ことについて留学生の意識喚起をする授業を行った。留学生は、この授業で、これまでの友人関係を振り返り「友達は自然にできる」と思っていたことに気づいた。また、「日本人と友達になる」ためには、どのように自分から働きかけをするかを考え、意識的に場所や時間を共有する必要があることを意識化することができた。そして、友達関係を継続させるための方法などについても具体的に考えることができた。
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