腹腔鏡下幽門側胃切除術のクリニカルパス導入とその効果
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概要
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腹腔鏡下幽門側胃切除術は従来の開腹手術に比べて低侵襲手術で,早期退院も可能であり当科においても施行数が増えているが,術後看護の統一された指標がなかった.そこで,腹腔鏡下幽門側胃切除術に対して,クリニカルパス(医療者用電子カルテパスと患者用紙パス)を作成し,患者へのアンケートと面接による調査から,効果を検討した.その結果,パス適用前と比較すると,適用後には,シャワー浴開始日・術後入院期間・全抜鉤日が有意に短縮した. アンケート,面接結果は,パスの利用に対して「術後経過の状況確認ができ安心」など,肯定的な意見が大半であった.以上より,パスの作成・導入により,医師・看護師・患者間での治療計画の共有化,術後入院期間の短縮につながった.また,患者パスを活用することで,患者が術前・術後の回復経過をイメージすることが可能となり積極的な気持ちで治療に臨むことが出来ることが明らかになった.
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