江戸時代の書道書にみる手習稽古論 ―本学所蔵本をもとにして―
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概要
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本学が新規に所蔵した江戸時代の国書のうち、書道に関する書である橘行精『入木抄釈義』(嘉永7年刊)を取り上げ、手習稽古論の要所をとらえて整理した。橘行精『入木抄釈義』は尊円親王が著した『入木抄』の解釈書であるが手習始めにあたる「秘説」をまとめたものである。それらの要点は江戸時代の民間の手習稽古においても広く伝えられた。
- 奈良教育大学教育研究所の論文
本学が新規に所蔵した江戸時代の国書のうち、書道に関する書である橘行精『入木抄釈義』(嘉永7年刊)を取り上げ、手習稽古論の要所をとらえて整理した。橘行精『入木抄釈義』は尊円親王が著した『入木抄』の解釈書であるが手習始めにあたる「秘説」をまとめたものである。それらの要点は江戸時代の民間の手習稽古においても広く伝えられた。