西尾実の「書き言葉(文字言葉)」に関する一考察--『言葉とその文化』(岩波書店 1947)を中心に
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概要
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西尾実の戦後初期の書きことば観についての考察。西尾の戦後の第一著作における「文字言葉」という用語の意味を分類整理し、これと「書き言葉」という用語の位相を検討することによって当時の書きことば観を明らかにしようとした。また、昭和22(1947)年前後の西尾が「書き言葉」という用語を用いなかったことの背景に、国字問題に対する西尾の認識が関連していたことを、西尾の著作への当時の書評を参照しつつ言及した。
- 奈良教育大学教育研究所の論文