回想された好きな教師と嫌いな教師像
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
253名の学生に小学校、中学校、高校時代の好きな教師と嫌いな教師を各時代ごとに1人ずつ回想させ、その特徴を自由記述させた。その結果、小学校時代では同性の教師を好む傾向が認められたが、中学・高校時代では男女ともに男性教師を好きな教師として回想する者が多かった。また、回想する時代が現代に近づくにつれて、授業の上手・下手が教師の好き-嫌いを規定する特徴として重視されることが明らかになった。さらに、男子学生と女子学生の間に好きな教師として回想される女性教師の特徴に違いが認められ、嫌いな教師については男子学生は回想する時代によってその特徴が異なるが、女子学生では時代による違いが少ないことが示された。
- 奈良教育大学教育研究所の論文
- 1996-03-01