『中国教師法』の成立と動向をめぐる諸問題に関する研究
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概要
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中国では市場経済の導入とともに法制的な整備が求められている。国民の法的意識が徐々に高まっている。しかし、経済優先、教育が政治に奉仕するという理念のため、教育が軽視されて教師給与未払い、教師の教育現場離れによって、学校運営が窮地にたたされたという異常な現象が出てきた。そこで、教師の基本的な権利を保証するために、『教師法』が制定された。実際に、民主的・法制的な意識が国民の中に根差していないため、同法は施行段階において、現実と乖離して完全な実施に至っていないのである。
- 奈良教育大学教育研究所の論文
- 1996-03-01