低出生体重児の身体発育の推移 ―横断調査による―
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概要
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低出生体重児(出生時体重2,500g未満;LBW)の身体発育の予後を検討するために、乳幼児健康診査を受診した4ヵ月から3歳6ヵ月までの乳幼児に対して横断調査を行ったところ、LBWを5.2%認めた。また、体重および身長は平均的には2,500g以上出生体重児へのcatch upは見られなかった。しかしながら、個々のケースを検討した場合では、幼児期において約半数がcatch upしていた。したがって、LBWのcatch upは幼児期に本格化し、以後学童期に至るまで暫時増加していくことが示唆された。
- 奈良教育大学教育研究所の論文
- 1999-03-01