マッカーシー知能発達検査における言語尺度と知覚―遂行尺度の分析
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概要
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マッカーシー知能発達検査を幼稚園児400名に実施した。研究1では言語尺度に含まれる6つの下位検査について因子分析を行った。仮定された因子は抽出されず、1因子構造であった。研究2では知覚―遂行尺度に含まれる7つの下位検査について因子分析を行った。4歳児の第1因子は積木を除くすべての下位検査で因子負荷量が高く、知覚―遂行主因子と命名された。第2因子は積木と子ども画、概念のグルーピングで因子負荷量が高く、形因子と命名された。6歳児の第1因子はパズル解き、図形の模写、子ども画、概念のグルーピングで因子負荷量が高く、組み合わせ因子と命名された。第2因子は連続タッピングと左右の方向で因子負荷量が高く、位置着目因子と命名された。
- 奈良教育大学教育研究所の論文
- 1993-03-01