中国と日本における小学生の学習動機
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
中国(吉林省長春市)と日本(奈良県川西町)の小学生の学習動機を比較した。学習接近動機では、"大人になって役に立つ""新しいことを知りたい"が両国に共通であり、中国の子供は"いろいろ調べるのが好き""問題を解くのが好き"が多く、日本の子供は"テストがあるから"が多い。中国と比べて日本の子供は宿題、テスト、競争、教師と親の賞賛にかかわる動機が強い。学習回避動機は全項目において日本の子供の方が極端に強く、特に"宿題が多いとき""授業時間がのびたとき""問題が難しいとき"勉強がいやになる。
- 奈良教育大学教育研究所の論文
- 1991-03-01