国語科自由教育史(I)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
学校教育を改革しようとする論議がさかんになると、いつも、大正時代の自由教育が引き合いに出される。自由教育は予ども中心の学習を大切にする考え方であり、大正時代にはかなり広範囲に実施されたからである。しかし、その自由教育は、昭和時代になるとすっかり影をひそめてしまった。それは戦争遂行のためだけではなく、教師主導型の教育に対する安直な依頼心に押し切られてしまったからである。そこで、大正時代の自由研究の実態を洗い直し、自由教育の長所や困難点を明らかにして、今後の教育のあり方を考えようとしたのがこの研究である。
- 奈良教育大学教育研究所の論文
- 1991-03-01