小学生における学習回避動機と学習意欲の研究
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概要
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小学校2、4、6年生の学習回避動機、内発的意欲、達成意欲について、学年差と性差、学業成績との関係、そして回避動機と意欲の関係を調べた。(1)学習回避動機得点は4年生が最も高くて、学習意欲(内発、達成)得点は4年生が最も低く、特に男児が顕著であった。学習回避動機得点が高い者および学習意欲得点が低い者は成績が悪く、特に6年生で有意差があった。(2)学習意欲得点の高い者は知能がすぐれており、特に6年生で有意差があった。(3)学習回避動機得点と学習意欲得点の間には有意な負の相関があった。
- 奈良教育大学教育研究所の論文
- 1990-03-01