小学生における学習動機の分析
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概要
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大人になって役に立つから、テストで良い点をとりたいから、新しいことを知りたいから勉強するというのが、小学生に共通する学習接近動機である。学業成績の良い者は内的動機、成績の悪い者は外的動機によって勉強する傾向があるが、その関係は学年や教科で異なる。宿題が多いとき、問題がむずかしいとき、授業時間が延びたとき勉強がいやになるというのが、小学生に共通する学習回避動機である。当てられて答を間違えたとき、先生に叱られたとき勉強がいやになるというのが、成績の悪い者の主な学習回避動機である。
- 奈良教育大学教育研究所の論文
- 1989-03-01