幼児における文字意識の発達と読字学習
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概要
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本研究の目的は、3、4歳の幼児における「文字意識」の発達を調べ、これと語彙力、読字力および読字学習との関連を明らかにすることである。主な結果は次のとおりである。(1)「文字意識」の発達は既に3歳児で認められるが、4歳児においては、文字についての理解がより正確になる。(2)「文字意識」と語彙力および読字力との間には高い相関は認められなかった。(3)「文字意識」の高い者のはうが低い者よりも読字学習の成績がよかった。
- 奈良教育大学教育研究所の論文
- 1987-03-01