「コールユーブンゲン」の批判的考察 I
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概要
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本稿は「コールユーブンゲン」の内容について、検討と評価を試みたものである。幾つかの視点から検討を行った結果、到達した結論は次の通りである。1. 序文に記された理念は現代日本の音楽教育に適合しない。2. ソルフェージュ教材としては聴音の学習領域を欠く、という欠陥がある。3. 楽典教材としては内容の不備、概念把握の弱さ、古さが問題となる。4. 視唱教材としては音名、リズム、音程、その他に量や配列の問題がある。
- 奈良教育大学教育研究所の論文
- 1987-03-01