北欧4ヵ国における交流・研修の実践報告 ―「ろう・難聴」学生を対象としてー
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概要
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2004年3月、ろう・難聴学生を対象にして、北欧4ヵ国(フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク)を訪れ、国際交流を目的とした教育・研修プログラムを実践した。北欧へ向けてのこのプログラムは今回で3回目であるが、他大学で学ぶ学生の中にも、このプログラムへの参加を希望する者が現れた。そこには、既に本プログラムに参加して交流を体験した筑波技術短期大学(以下、本学とする)聴覚部学生や、まさに参加を希望している本学聴覚部学生たちによる直接のコミュニケーション(話しかけ)があった。そのような背景を踏まえて、今回のプログラムでは、本学学生を優先しながらも他大学や他地域からの参加希望者を広く認めた。本プログラムでは、北欧4ヵ国の聴覚障害者高等教育機関やろう者に関わる諸機関の視察及び、各地のろう者やそのろう者と関わりを持つ聴者との国際的な交流を行ったが、その進行過程においては、本学聴覚部学生と全国から集まったろう・難聴学生及び社会人との間の有意義な交流もあり、現在もそれは続いている。本稿では、この教育・研修プログラムの概要と成果について報告する。
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