ミネラルウォーター類の水質分析と飲用水に対する意識調査
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概要
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現在,日本には,国産,輸入品あわせて500種類以上の様々なミネラルウォーターが飲料水として出回っている。日本の清涼飲料市場でのミネラルウォーターのシェアは12.7%にものぼる。ミネラルウォーターの消費は年々増加し,現代の日本において,なくてはならないものとなってきた。本研究では,132種類のミネラルウォーターの水質分析を行い,得られたデータを容器ラベルの栄養成分表示と比較をするとともに,生産国や原水の違いによる成分の特徴を検証した。アンケート調査は,飲用水に対する意識を把握するため,小学校で行った。調査対象は,小学校6年生の児童とその保護者とした。ミネラルウォーターとして販売される水は,容器ラベルの水質表示とは多くの水で値に大きな開きが見られた。保護者を対象としたミネラルの知識を問う質問では,ほとんどが正確な知識を持たずに,値段やおいしさを求めてミネラルウォーターを購入していることが明らかとなった。Recently, more than 500 kind of various mineral waters have appeared on the market in domestic and imports as a drinking water in Japan. The share of the mineral water in the soft drink market in Japan rises to as much as 12.7%. The consumption of the mineral water increases every year, and has become indispensable in modern Japan. In this research, water analyses of 132 kinds of mineral waters were done, the resulting data was compared with the nutritional information display of the label in the container, and the feature of the element by the difference between the country of origin and raw water was verified. The questionnaire survey was done at elementary school to understand consideration to the drinkable water. The investigation was made the six grade of elementary and their parents. As for the water which marketed as a mineral water has enormous difference between its quality and a water quality display of the label in the container. In the question that asked the knowledge of the mineral intended for the parents was cleared that they are buying the mineral water for the price and enjoyable as they does not have the precise knowledge.
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