「小学校と中学校の造形活動のつながりに関する考察」 : テラコッタ粘土を用いた授業実践から
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概要
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図工・美術科の最も大きな教科特性である,「創造的な活動」を展開していくためには,まず,子どもたちが「図工・美術がすき」であると感じることが重要である。しかし,「ゆとり」と「生きる力」が提言され,図工・美術の標準授業時数が大幅に削減された現行の学習指導要領のもとで,小学校の現場に混乱が生じ,図工の授業に対する子どもたちの関心は,年齢が上がるにつれて低下していく傾向が見られるようになった。そこで,その原因を探りながら,「粘土」という造形素材の幅広い特性に着目し,指導法を工夫し,検証を加えながら実践していくことによって,子どもの関心・意欲を向上させ,創造性豊かな表現を引き出していくことができないだろうかと考えた。また,本研究を通じて,小学校と中学校をつなぐ造形活動の視点から,教育現場における相互の連携の必要性について言及し,今後の研究・実践の課題と方向性について考察した。
著者
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