大学と地域小学校の連携II・「築窯の焼成実践およびその反響と今後の課題」 : 千葉市立さつきが丘西小学校との共同研究(I.教育科学系)
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概要
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本稿は,「大学と地域小学校の連携I『総合的な学習の時間』を拓く図工教材の研究」に引続いて,作品焼成のための窯(耐熱煉瓦を用いた簡易築窯)の実践と,主に教員や保護者,児童からの反響をまとめたものである。現場でおおがかりな築窯の実践は過去にも事例が少ない。その理由には予算や時間的余裕さらに手間,安全管理の問題等が実現化の大きな壁となっていると予想される。「体験学習」や「特色のある学校づくり」が叫ばれる中,「築窯」そのものの教育的効果には大いに期待できそうな面もあろうが,学校経営の視点からみれば安易に取り組めないことも事実である。そこで,この度のさつきが丘西小学校との共同研究では,特に学校経営の立場から焦点をあて,その教育的可能性や問題を教員や保護者などの現場から立ち上げた声によって分析し,結果顕れた「実践」の詳細を現実的に受けとめることから図工学習教材としての「築窯」の実用化への手立てとなるようにしたい。
- 千葉大学の論文
- 2005-02-28
著者
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