生活習慣病予防の保健指導に必要な能力に関する市町村保健師の認識
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概要
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【背景・目的】保確師が認識する保確指導に必要な能力とその修得状況, 修得意欲を明らかにする.【対象と方法】市町村保健師で, 3年以上生活習慣病予防に関する保健指導に従事している者を対象に, 自記式質問紙調査を実施した. 保健指導の能力6領域41項目について, 能力の必要度, 修得度, 修得意欲を各5段階で尋ねた.【結果】281人に質問紙を配布し, 有効回答数は84人であった. 能力の必要度が高く修得意欲が高い項目は, コミュニケーション技術の活用, 行動変容ステージに合わせた支援であり, 修得度が低い項目は, 科学的根拠に基づいた教材の開発であった. また, 保健指導経験年数等が多い群の方が, 対象者のアセスメントや生活習慣予防に関する指導の能力の修得度が高かった.【結語】能力の必要度や修得意欲が高い能力, 修得度が低い能力を中心に研修会を企画することと, 保健指導経験などの個々のレベルを考慮して支援することの必要性が見出された.
- 2011-02-01
著者
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