ラット橋網様体カイニン酸注入による全般性強直発作モデル
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概要
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雑誌掲載版全般強直発作(GT)の動物モデルをラットの橋網様体(PRF)にカイニン酸(KA)注入により作成した.KA注入後,平均50.9分でPRFと両側感覚運動皮質に高振巾棘波を認めた.次に局所グルコース消費(LCGU)を14C-2-deoxyglucoseを用い急性発作時に測定し,両側中脳,橋の網様体などでLCGUが増加することを認めた.またKA注入側で外,内側膝状体等に著明な増加を認めた.これらの所見からPRFは強直発作の原発及び続発全般化に重要であり,発作波の伝播はPRFから内側前頭束を通り,視床下部,前頭基底部に入り,更に大脳皮質に達すると間代発作を生じるものと推測される
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