学級で心を育む「お絵かき遊び」 (IV) : 養護教諭による試行の実際
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概要
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学級で教師が子どもの心を育むことを目指し、筆者らは、「お絵かき遊び」を開発し、実践を重ねている。本稿においては、養護教諭が学級に出向き、定期的に継続し「お絵かき遊び」に取り組んだ実践例を報告する。学級担任でない養護教諭が「お絵かき遊び」を通し子どもたちとかかわることで、個人や集団に表われる変化や、実施する時間の違いによって現れる「お絵かき遊び」への影響等を検証した。その結果、子どもにとって養護教諭や保健室の存在が心理的に近いものとなり、子どもの心の支援の可能性が広った。「お絵かき遊び」は、子どもが自分の心を見つめるきっかけになり、教師にとって子ども理解を深めることができるなど、子ども・教師の双方にとって利点が多いものであった。
著者
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